かたちえ|katachieは共創型コンサルティング、ファシリテーション、ワークショップを縦横無尽に活用し、成果を創り出すお手伝いをしている東京のコンサルティング会社です。取組みの根源となるメタスキルを高めながら成果を出すために構造思考・ストレングスファインダー・マインドマップなどのOS的ツールも用いて組織変革やイノベーションを支援しています。

「かたちえ」ヒストリー
 ~全ての経験を資産に、総合型共創コンサルティングを提供するまで~

「かたちえ」ヒストリー
 ~全ての経験を資産に、総合型共創コンサルティングを提供するまで~

「かたちえ」ヒストリー
 ~全ての経験を資産に、総合型共創コンサルティングを提供するまで~

弊社はこれまで、実に様々な変化を乗り越えてきました。ひとつひとつの経験から学んだことを糧に事業に活かしていく中で、どんな時も軸にあるのは「共育・共創」のポリシーです。今回私たちの歴史を知っていただくことで、現在のかたちえを形づくる考え方や取り組み方について、さらに理解していただけると考え、代表取締役・松岡克政(まつかつ)の歩みを中心にお伝えします。

ダメダメだった会社員時代

冒頭からお恥ずかしいですが、素直に告白します。

僕のビジネスパーソンとしてのキャリアは、1995年日立製作所・デザイン研究所へ新卒で入社したことから始まります。入社後3年間はプロダクトデザイン、その後7年間は情報デザインに従事。Webサイトは表彰を受け、Webアクセス解析サービス開発等も経験し、ある程度の成果は出していました。しかし、やりたいことはたくさんあるものの、どれも最後までやりきれないという要領の悪さがあったのです。上司には「お前ほど要領の悪いやつは見たことがない」と言われたほど、決して優秀な社員とは言えませんでした。

デザインとビジネスを極める、そしてマインドマップとの出会い

中小企業診断士の研修機関での卒業式。素晴らしい仲間とプログラム、講師との出会いがありました。 11年会社勤めをした後、デザインとビジネスとの結びつきを探求したく後先考えずに会社を辞めての学びでした。

中小企業診断士の研修機関での卒業式。素晴らしい仲間とプログラム、講師との出会いがありました。 11年会社勤めをした後、デザインとビジネスとの結びつきを探求したく後先考えずに会社を辞めての学びでした。

会社で働き続ける中で、途中であることに気が付きます。さらに成果を出すためには、デザインとビジネスの両方を理解する必要がある、と。そこで、中小企業診断士を目指すことにし、1年間猛烈に勉強をしました。しかし、結果は1次試験には合格したものの、2次試験は不合格。ただ、その年から2次試験が免除になる半年間の研修制度ができたため、その研修を受けることにしました。そして、研修に専念するために退職。けれども、この時点で独立を考えていたわけではなく、資格取得後は別の会社に再就職するつもりでした。

しかし資格取得後、マインドマップの開発者であるトニー・ブザン氏と出会ったことが僕の人生のターニングポイントとなりました。僕はそれまで、マインドマップを効率化のツールとして使っていました。ところが、ブザン氏からマインドマップの直接指導を受けたことで、本質的に頭の使い方が変わり、自らの内側の可能性が切り開かれたのです。

2006年、マインドマップの開発者、トニー・ブザン氏と出会う。まさかこの出会いが激動の人生の始まりだとは思いもせず。。。

このマインドマップを、ブザン氏は「子どもたちの教育へ使ってほしい」と語りました。また、当時日本のマインドマップをリードしていた神田昌典氏からは、ブザン氏とともに「教育維新」を起こしたいという話がありました。そのビジョンに感銘を受けた松岡は、再就職してデザイナーを続けるのではなく、マインドマップを広める道を選ぶことにしたのです。

セミナー・ワークショップ事業に邁進した独立期

独立後しばらくたった2008〜2010年は、勝間和代氏らを筆頭とした勉強法ブームが来ていました。そのおかげで、開催したマインドマップやフォトリーディングのセミナーは連日満席。この時、1日で終わる単発講座だけでなく、数日間にわたる講座も多数開催したことで、受講者のセミナー前後の変化を目の当たりにしました。この経験が、後に私塾を展開する基盤となります。

さらに、2009年からはセミナー受講生を対象に、「月刊まつかつ」というワークショップを開催していました。毎回様々なテーマを扱うことで、コンテンツ作りの基礎を築きました。また、このワークショップで場づくりやチーム学習、効果的なツールの使い方を学べたと考えています。ファシリテーション力もこの時に培いました。

「学んで終わり」にしないために何をすべきか?

受講生とは良い共育・共創関係を築いていたのですが、徐々に違和感を覚え始めます。なぜなら、多くの受講生が学んだツールを趣味として扱い、仕事で使おうとしなかったからです。一方、松岡は常にツールを仕事で使っていました。当時、セミナー事業と並行して行っていた小規模事業者のコンサルティング現場でも実践し、成果を出していました。だからこそ、受講生が学びを成果につなげようとしない様子にやりきれなくなったのです。学びという口実の下に逃げ場所を作ってしまうのでは発展がないと、申し訳なく思いました。

また、勉強法ブームが下火になるにつれ、常に新規集客をし続けなければならないことに、行き詰まりを感じ始めていました。ほとんど休みなしの働き方にも限界を感じ、疲弊していたのです。そして、セミナーやワークショップ事業を終えることにしました。

 

学びと成果は一体化するべきだと考えます。 成果をとろうとしない学びや成長は意味がありません。ー松岡

学びと成果は一体化するべきだと考えます。 成果をとろうとしない学びや成長は意味がありません。ー松岡

 

仕事に役立つ「問題解決力」「セルフマネジメント力」を授ける塾を立ち上げ

これまでのセミナー事業を終え、第二創業として今まで培ってきた学びを「塾」としてスタートすることになりました。その過程で松岡の右腕となるメンバーを探す中で、2013年に現在の取締役の下家千明と出会います。

そして、本質的な問題解決能力、セルフマネジメント能力を身につける半年間のプログラム「セルフリーダーシップ養成塾」をスタート。9年間で、延べ約100人の卒業生を育成しました。東証一部上場企業の社長から副業をしたい主婦まで非常に幅広い層の参加者が一つのカリキュラムでそれぞれの成長を掴むことができる取組でした。このプログラムは2021年度に当初の形での開催をいったん終了し、現在は個々のビジネスパーソンのメタスキルを総合的に高める越境学習の場としての「セルフリーダーシップ養成塾」とともに、経営幹部や上級リーダー向けの「次世代経営デザインリーダー養成プロジェクト」などの形で引き続き取り組んでいます。

各社リーダー達との様々なセッションの様子

各社リーダー達との様々なセッションの様子
ホワイトボード等に図解しながらのファシリテーションでダイナミックに議論を前進させることが多い

 

超大手の戦略コンサルティングを経験

セルフリーダーシップ養成塾と並行して、2016年には日本の草分けとなった経営コンサルティング会社の社長と共に、戦略コンサルティングに取り組むことになりました。案件は超大手グローバル企業の大規模M&Aなど。中小企業診断士としてのこれまでの経験とは桁違いの規模感の中、必死で取り組みました。役員会に参加しての戦略策定や、外資系コンサルティング会社の戦略策定に対するカウンターパートの役割を果たし、大変貴重な経験でした。

しかし、戦略コンサルティングに取り組みながら、違和感を持ち始めます。コンサルタントが一方的に答えを提示するやり方は、私たちのポリシーである「共育・共創」とは相反するものだったからです。お客様の社内には内部の事情や思いがあります。それらを考慮し、戦略と掛け合わさない限り「実行可能な戦略」にはなりません。そのように考え、1年強で戦略コンサルティングから手を引くことにしました。

「かたちえ&いろはこ」による共育・共創事業へ

セミナー事業を終え、戦略コンサルティングからも手を引き、細々と塾はやっていたものの、弊社の事業は一度白紙になりました。毎月のランニングコストだけはかかり続け、なんとキャッシュが残30万円までになりました…。融資を依頼した銀行にも「松岡さん、会社員に戻った方が良いのでは?」と言われましたが、それに首を振りました。そして融資を受け、2019年に法人向けコンサルティングの「㈱かたちえ」と、一般社団法人として個人向けの各種学びのツールに関するワークショップや情報を提供する「いろはこ」を展開しました。

その後コロナ禍も経ながら様々な変化や困難を乗り越え、今、私たちはお客様の「共創パートナー」として、総合型共創コンサルティングを提供しています。戦略立案や人材育成、組織活性化といった具体的な課題に対して、7つのツールを用いながらこれからの課題を統合的に解決していくアプローチで、ここ数年多くの成果をお客様にもたらすことができています。これは弊社の今までの学びや経験を集約させたサービスで、他社では決して真似することのできないやり方で必ず結果を出せる取り組みをしていると自負しています。

 

弊社で用いる7つの本質的(OS的)なツール
これらのツールを習得し実践活用する中でメタスキルを高めていくことが可能となる。

 

私たちの特徴のひとつに、事業範囲の広さが挙げられます。個人育成・組織活性・成果達成・戦略策定、どの領域にも実績があります。そのため、ひとつの領域だけではなく、複数領域にわたっての総合的なご支援が可能です。「何から手を付けるべきか分からない」といったレベルからのご相談からも柔軟に対応できますので、どうぞご遠慮なくお申しつけ下さい。

今の時代、一方的な答えを提示しても行動にはつながりません。人は腹落ちして、腑に落ちて、初めて動き始めます。私たちのコンサルティングでは、絶対に押し付けはしません。お客様が自らやりたくなること、自らやると決めたことだけを共に取り組んでいます。

ゼロから何かを生み出すデザイナーのマインドで、これからもお客様とともに

弊社ではこれまでの経験を全て資産として積み重ね、進化を続けながらお客様へ価値を提供しています。これは、自らの能力向上や時代の変化に伴って必要なものを作り続けているからこそできることです。その根底には、ゼロから何かを生み出すという、僕自身のデザイナーとしてのマインドがあります。問題解決でマイナスをゼロにするというより、そこからプラスになる何かを生み出そうと考えます。かたちは今まさに、僕が中小企業診断士を志した時の「デザイン×ビジネス」を体現しているのです。

その上で「共育・共創」をポリシーとして、松岡や下家を中心に志を共にする仲間たちが集まっています。各自の能力を最大限に生かし、お客様の問題解決・価値創造ができるチームが、私たち「かたちえ」です。

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