かたちえ|katachieは構造思考・システム思考・ワークショップ・マインドマップセミナーなど通じて、成果を創り出すお手伝いをしている東京のコンサルティング会社です。思考を戦略に変えるマインドマップ・フォトリーディング・スレングスファインダーなどのツールを用いてお客様の問題・課題に合ったソリューションを提供しています。

【ストレングスファインダー®】チームビルディング編:成果を出せるチーム作りに活かすために

【ストレングスファインダー®】チームビルディング編:成果を出せるチーム作りに活かすために

【ストレングスファインダー®】チームビルディング編:成果を出せるチーム作りに活かすために

ストレングスファインダー®を活用したチームビルディング

かたちえでは今年度より、ストレングスファインダー®のセミナーを、オンラインとワークショップの組み合わせで提供しています。まずは、「基礎編」を受講していただき、その後ニーズに合わせて、「自己理解編」「チームビルディング編」「マネージメント編」を選んで受講していただけます。

「基礎編」の紹介記事はこちら➡【ストレングスファインダー®】動画セミナーとワークショップの組み合わせで成果を出す!
「自己理解編」の紹介記事はこちら➡【ストレングスファインダー®】自己理解編:あなたのパフォーマンスアップにつなげよう

 

今回は、「チームビルディング編」をご紹介します。「チームビルディング編」は、「基礎編」や「自己理解編」で自分の資質や才能を理解していることを前提に、今度はそれらをチームで活用していく次のステップです。オンラインセミナーで、チームビルディングに必要な考え方を事前学習し、ワークショップで実践につなげていきます。今回も、弊社取締役で認定ストレングスファインダー®コーチの下家に、ストレングスファインダー®を活用したチームビルディングについて、話を聞きました。

 

第一章:「自己理解」から「相互理解」「受容」のフェーズへ

 

ーストレングスファインダー®では「自己理解」の他にどのようなことができますか?

他者の資質が明確にわかるため、「人は皆、違う」ことを理解できるようになります。そして、その違いを具体的に体感できるようにもなります。職場というものは、言わば動物園のようなもの。みんな違う動物だと思うくらいが丁度良いのです。これまで疑問だった相手の言動も、相手の資質がわかることで理解できるようになります。

例えば、「そもそもさぁ」が口癖で物事の前提を気にすることが多い人。「なぜ?」と繰り返し、事実を知りたがる人。リサーチが好きで何でも色々調べている人。相手の資質を知らなければ、「なぜそうなの?」と自分の基準で相手を判断してしまいます。

しかし、そのような人が「原点思考」や「分析志向」「収集心」という資質を上位に持っていることがわかればどうでしょう。それぞれ資質ゆえの口癖や行動だとわかれば、「なるほど!」と腹落ちしませんか。そして、これまで疑問に思っていたことがわかり、クスっと笑えるようになるのです。このように、ストレングスファインダー®を活用することで、相互理解と受容ができるようになります。

ー組織で相互理解や受容ができると、どのようなメリットがありますか?

効果的なチームビルディングができます。19世紀の経営学者チェスター・バーナード氏は、共通目的・協働意欲・コミュニケーションを「組織の3要素」として提唱しました。組織は、協働意欲や貢献意欲をベースに、そこからコミュニケーションをとりながら、共通目的に向かっていくという理論です。

 

上記はバーナード氏の理論をかたちえで図解参照したもの

 

ここでストレングスファインダー®を活用し、相互理解や受容ができると、共通目的に向かって、より良いコミュニケーションがとれるようになるのです。

 

第二章:より強く、成果の出せるチームをつくる

 

ーどのようなチームをつくることができますか?

チームには様々な形がありますが、大きく3つの形に分けられます。「階層型のチーム」、「一人ひとりが独立して役割を担っているチーム」、「仕事をやり通すために互いを頼りにしている相互依存チーム」です。同じ共通目的に向かうにしても、チームの形によって達成までのプロセスは異なります。

そして、Gallup社ではストレングスファインダー®を活用すれば「相互依存チーム」を実現できるとしています。「相互依存チーム」は相互理解し、受容しあう関係です。互いの強みを活かすことはもちろん、時に弱みを見せることもでき、そうして「チームとしての才能」を発揮することができます。

 

 

今の時代、上からの押しつけだけで結果を出すよう求めるのには限界があります。一概にチームの形の良し悪しを決めつけられませんが、「相互依存チーム」は強く、働きやすいことは間違いありません。

 

ーチームビルディングの目的は何ですか?

ずばり「成果を出せる環境づくり」です。お互いを理解し受容し合っているチームと、お互いを理解せず知ろうともしないチームがあれば、どちらで働きたいでしょうか?当然、前者ですよね。同じ人でも、所属する環境によってパフォーマンスを発揮できる度合いが異なります。成果を出せる環境づくりのための、チームビルディングなのです。

 

第三章:チームビルディングで何がどのように変わるのか

 

ーチームビルディングをすることでどんな変化がありますか?

チーム内で資質を共有し、相互理解を進めると、一人ひとりの仕事の進め方、成果の出し方が異なることがよくわかるようになります。すると、今まで自分のやり方しか知らなかった人も、他の人の異なる仕事のやり方を知ることで、視野が広がります。選択肢が増えることで、新たなチャレンジにつながることもあるでしょう。また、よりサポートし合えるようになります。その結果、各自の能力アップにつながります。そして、相互理解を進めていくうちに、自分が上位に持っていない才能を持っている他の人に対して、自然とリスペクトするようになります。

弊社でもストレングスファインダー®を活用し、互いの思考パターンや、得意な仕事のアプローチを把握しています。そのため、頼み事もしやすく、自分が困った時に助けてもらいやすい環境づくりができています。自分では自分の得意なアプローチがわかっていても、他の人にそれを理解してもらえているとは限りません。そのため、チーム内で共有することがとても大切なのです。

ーワークショップではどのようなことをしますか?

チームビルディングのワークショップでは、互いにアプローチの仕方が違うことを認め合います。例えば、「私が最も力を発揮できる状況」「私がチームに貢献できること」「私がチームメンバーに求めること」「私を頼りにできること」といった内容を互いに共有します。

 

 

また、組織でチームビルドを行う場合は必ず「チームグリッド」を作ります。これにより、チームの傾向やメンバーそれぞれのTOP5の資質がわかります。そして、誰かの弱みは、それを強みとする人がサポートするというように、補完し合える部分がわかるのです。

 

 

そして、これで終わってはいけません。ここから、チーム目標に対するそれぞれの役割分担と、達成までのアプローチを明確にすることが必要です。例えば「普段どのようなアプローチで仕事をしているか」「もっとこうした方がうまくいくのではないか」「あなたの強みをチームのためにどう使うべきか」といった内容をワークショップで扱います。実践に向けた具体的な考察とアドバイスが、ワークショップをする価値です。

 

ーそれぞれの役割分担と達成までのアプローチを明確にするのはなぜですか?

チームとして、弱みを補完し合えるようになり、また評価し賞賛し合えるようになるためです。

それぞれに期待される役割が明確になった後、共通の目的に向かって、コラボレーションをしていきます。その際強みを活かすだけではなく、自らの弱さを認めることが大切です。そのためには心理的安全性の高い職場環境であることが求められます。ある工場の生産管理のチームでは、チームでストレングスファインダー®を活用したことで、弱みを見せ合えるチームになったそうです。そして、互いにあえてお節介をし、助け合える風土ができました。

そして、期待値を明確にしてこそ、正しく評価ができるのです。ある営業チームで、パフォーマンス目標を共有したことで、チームで良いつながりができた事例があります。定められた売上数値目標を達成するために、各自どのような役割をして、どのようなパフォーマンスを発揮するかを、ワークショップで決めました。例えば、新規顧客開拓をするために、データベースを作るのが得意なAさんがリスト作り、お客様と信頼関係を築くのが得意なBさんが積極的な顧客訪問、といった具合です。全体の数値目標だけではなく、関わった役割に対しても評価をしていくことで、互いのパフォーマンスに対する賞賛につながりました。

この営業チームでは、「自己理解編」のワークショップで作った自分の取扱説明書を、半年以上かけて順番に、朝礼でひとりひとり発表する取り組みをしていました。このような相互理解のベースがあった上で、出せた成果だと考えています。

 

 

一方、Gallapの調査では、50%以上の人は自分が何を期待されているのかわかっていないという結果が出ています。まずは期待値を明確にし、達成できた場合はできていることをフィードバックし、賞賛することがとても大事です。

 

まとめ

 

ストレングスファインダー®は「自己理解」から、「相互理解」「受容」までができるツールです。相互理解をベースに、チームとして互いの強みを活かし、また弱みを補完し合うことができます。その結果、個人の能力も上がり、より生産性の高い、成果を出せる環境につながっていきます。共通目的の達成が求められる中、ストレングスファインダー®を活用することで、それまでのアプローチが変わるのです。

本文には、Gallup独自の調査結果、著作権で保護された資料や文面が含まれています。Gallup®、StrengthsFinder®、Clifton StrengthsFinder®、およびClifton StrengthsFinderの34の資質名は、Gallup, Inc.の商標です。

 


 

 

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