40~50代注目!次世代経営デザインリーダー養成プロジェクトの現在地
弊社かたちえでは、2022年7月から「次世代経営デザインリーダー養成プロジェクト(Design Leader Project=以下、DLPJ)」という新プロジェクトを始動しています。次期社長候補・経営幹部・事業責任者・幹部候補など、40代~50代を中心とした10名が受講しています。
プロジェクトは折り返し地点となり、既に参加者は当初の想像以上に大きく変化しています。これまで内容について一切公開してきませんでしたが、今回、参加者の中間の振り返りをもとに、DLPJの取り組みについてご紹介します。
⾃ら「ありたい姿」をデザインし、実⾏できる経営推進リーダーへ
DLPJは、弊社が9年間行ってきた「セルフリーダーシップ養成塾」のアドバンスプログラムとして位置づけています。⾃ら「ありたい姿」をデザインし、実⾏できる経営推進リーダーを⽬指すためのプログラムです。実践力・思考力・課題解決力・リーダーシップマインド・コミュニケーション力・ファシリテーション能力といった、経営や事業に必要な根幹的能⼒を⾼める設計となっています。
本プロジェクトでは、マインドマップや緊張構造チャート、ストレングスファインダーなど、かたちえの総合型共創コンサルティングと同様レベルのツールを使用します。本質的なツールやアプローチ方法を習得することで、ビジョンを描き、成果を創り出す思考が身につきます。
また、本プロジェクトはビジネスとプライベートの両方のテーマを扱うことも大きな特徴ですので、身につけた思考力をあらゆる課題に適用できるようになります。プライベートの充実はビジネスにも役立つため、両者は切り離せないはずです。両テーマを扱うことで、自らを2つに分化させず、シンプルかつ総合的に自分という人間を捉えられるようになります。両テーマを同じツールとアプローチ方法で扱い、様々な場面で活用することにより、ツールを取り扱う力が強化されるメリットもあります。DLPJを受講することで、仕事を超えた問題解決力と企画創造力を身につけ、人間力を高めることができるのです。
仕事を超えた問題解決力と企画創造力で自分の人生をデザインできる
DLPJの本質的な狙いは、主体的に生きられるようになることです。これは簡単なことではありません。自分という乗り物のハンドルを握り、アクセルとブレーキを調整し、適切化し て、進みたい方向に進んでこそ、自らの人生を生きることになります。実践を通してのみ人生のデザインができるという考えから、本プロジェクトでは、徹底的に「実践」にこだわっています。
DLPJの講師兼ファシリテーターは松岡・下家が務めています。7月にキックオフを行い、8~12月 の間、毎月1回8時間、対面での学びを積み重ねてきました。また、2週間毎に1時間のZoomミーティングを開催し、各自の進捗状況を振り返りながら進めてきました。
プロジェクトではまず、参加者に2年後のビジョンを描いてもらっています。そして、各自描いたビジョンに向かうために、習慣化やプロジェクト設計などを実践。その際、各種ツールを活用することで、ビジョン達成に必要な行動を設定し、前進します。実践が全てビジョンにつながっていることがポイントです。
そして、実践内容を参加者同士で共有し合っていただいています。互いに似た立場でありながら、利害関係のない中での事例の共有や対話はとても刺激になるからです。
【参加者のビジョンの一例】
- 新事業をスタートさせ、既存事業のブラッシュアップとともに、より強く魅力ある会社になっている
- 人と組織と事業の成長をマネジメントできるリーダーとして統合力、中心となる力を活かしている
- 新しい取り組みにも積極的に関わっていく風土づくり、人財育成に挑戦する
- 法人設立
プロジェクトの前半が終了した現段階で、DLPJがどのような価値や意味があったのか、各参加者に振り返っていただきました。そのお声を紹介します。
自分の欲求に目を向け、必要な習慣を身につけられた
DLPJの取り組みのひとつとして、習慣化があります。各自、少し負荷をかけて続けたい内容を挙げ、その内容を共有し、日々グループ内のSNSで取り組み状況を報告し合っています。それぞれ習慣化したい内容は違っても、仲間と共に取り組み、励まし合うことで、今までは難しかった内容の習慣化に成功しています。
「何となくやる」と「事前に設計してからやる」との違いをツールで体感
DLPJでは、マインドマップや緊張構造チャート、ストレングスファインダー等の本質的なツールを学びます。参加者はこれらのツールを使い、徹底的に「書く」作業を繰り返す中で、ツールの活用法を身につけていきます。いくつもあるツールを使い分けることで、成功への道しるべを持てるようになるのです。
創造プロセスに必須の「やり方・あり方・とらえ方」が変わる
本質的なツールの活用は、参加者の「やり方・あり方・とらえ方」といった根本的な部分に変化を与えています。これにより、マイナスをゼロにする問題解決だけではなく、プラスを創造するアプローチやマインドが育ちつつあります。
心理的安全性のある環境で、仲間から刺激を受ける
DLPJ内では、毎月、取り組み事例を発表する機会を設けています。同じ志を持つ参加者同士、安心して話せる環境だからこそできる取り組みです。そして、仲間の事例を知ることは刺激になると同時に、大変参考にもなります。
【共有事例】
- 赤字だった事業を黒字化にする中で、どのようにメンバーを巻き込んでいったか
- 社長が自らの父親である構造の中で、これまでとは違うアプローチをし、取締役員たちとの取り組み方がどのように変化したか
- 自身のビジョンに向かうための取り組みをプロジェクト化したことで、どのように効果的に進んだか
今後に向けて
DLPJでは、いつも松岡が問いを出し、参加者は自らの未来を考える設計です。この繰り返しのおかげで、「参加者は自分の人生をデザインし始めている」と、下家は話します。さらに、参加者の習慣化の成果は想定以上で、松岡は「みんなすごい!! 実にたのしい『場』だね!!」とここまでを振り返ります。そして、ファシリテートにより参加者が動いたこともありますが、参加者が自ら動き出したことがとても素晴らしいとのことです。
プロジェクトでは、常に「探求と前進」に最適なストーリー展開となるよう、臨機応変に対応しながら進行してきました。かたちえが最も得意とする「ダイナミックファシリテーション」の技術を存分に活かした進行だからこそ、どの参加者もその「場」に適した成果が得られています。
半年間で、参加者は自分独自の成功を再現するスキルやフレームワークの知識を得て、具現化し、現実を変える経験と仲間を蓄えつつあります。そして、その目的は問題解決を超えた創造です。これからプロジェクト後半に向け、参加者からは既に多くの取り組みたい内容が挙げられています。各自、様々な取り組みをし、実践プロセスを共有しあうことで、さらに良い刺激を与え合うことになるでしょう。DLPJの後半は、さらに加速すること間違いなしです。
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かたちえでは、総合型共創コンサルティングで組織の目標達成や価値創出をサポートしています。成果への道筋を探り、創る一環として、本プロジェクトのような人材育成も行っています。一般社員から管理職、経営者まで、幅広い層への育成実績があり、様々なアプローチ手法をご用意していますので、ぜひ一度、ご相談ください。
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