時間制約の中で価値ある仕事をするための必須スキルとマインドを学ぶために
株式会社日立システムズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部
UX推進・プロモーション・デジタルマーケティング担当部長
村井 龍生様
(プロフィール)
1989年日立製作所入社。デザイン本部でATMや空港自動チェックイン機など主要プロジェクトを手掛ける。その後、日立製作所本社宣伝部でテレビCMや新聞など、広告宣伝やブランドに従事。デザイン本部復帰後、コンシューマー製品のデザイン及び提案書作成支援等の業務に従事したのち、2014年に同社へ転属、現在に至る。
日立グループにおけるICT分野の中核会社である日立システムズ。CSR本部コーポレート・コミュニケーション部よりご用命いただき、2018年8月と10月に2回にわたりマインドマップ®研修を実施しました。その狙いと効果について、UX推進・プロモーション・デジタルマーケティング担当部長の村井龍生様にお話しいただきました。(以下敬称略)
―なぜMatsukatsuのマインドマップ®研修をご用命いただいたのですか?
村井:働き方改革という大きな環境変化により、生産性向上が必須の課題となっています。私の部署でも、効率を高め、より高い付加価値を生み出す必要に迫られていました。それが、研修を考えるようになったきっかけです。
何か良い方法はないかと考えていた時に出会ったのが、Matsukatsuのマインドマップ®研修。まずは、私の部下にはすべて受けてもらいました。
さらに私たちの部署では、他部署からの提案書の作成支援の依頼を受けており、最近それがとても増えてきました。営業現場でも働き方改革の波は着実に訪れており、提案書作成時の営業効率化は必須なのです。
とはいえ、時間のない中でも「伝わる」提案書を作らなければ競合に勝てません。今後、営業現場の方々のスキルアップも考えていかなければならないのが現状です。
私の周りには、端的にものごとを伝えるのが苦手な人が少なからずいます。枝葉末節な話に移って話が長くなってしまったりすることも少なくありません。マインドマップ®を使うと頭の中が整理できるので、30分かかった話が5分で終わると考えています。
―研修を実施後、こちらの部署ではどのようにマインドマップ®を活用し、どんな成果が出ていますか?
村井: マインドマップ®は色々な場面で使っていますが、人事評価の際に使うとすごく効果的だと実感しています。部下とのコミュニケーションの手段として使うのですが、評価ポイントをマインドマップ®で見える化することで、部下との間で互いに納得が得られるので齟齬が生じにくいと実感しています。
例えば、あるプロジェクトにプロジェクトメンバーとして参加したとしましょう。そのプロジェクトが成功すれば、チームの一員として参加した人も成功したことになり、本人も成功したと思い込みやすい。そんな時にマインドマップ®を使って、プロジェクトの要素ごとに書き出していくと、それぞれの要素の中でのその人の役割が浮かび上がるので、実際にどれだけ貢献したかが分かるのです。
人事評価の場面では「自分の評価はもっと高いはず」と言う人がいますが、マインドマップ®を使うと評価結果を精緻かつ明快に示せるので、説得力が増しますよ。
―マインドマップ®で人事評価ですか。業界を問わないマインドマップ®の有効な使い方ですね。村井さんご自身は、仕事上どのようにマインドマップ®を使っていますか?
村井:他の事業部とのヒアリングや対話のメモ取りの時は、必ずマインドマップ®を書きますね。
研修後にマインドマップ®を使い続けるかどうかは本人の意思ですが、常に使うようになったスタッフを見ていると、使うと変わるなと思います。でも、使いこなしている人はまだまだ少ない。もっと多くの人に使って欲しいですね。きれいに描かなければ、といったお作法を気にしているんですかね。それよりも、やってみようというマインドのほうが大切だと思います。スキルはその次でいいのです。
―成果を得ながら成長していくためには、一人ひとりがマインド、スキル、思考、ノウハウ、感情すべて揃った状態になることが必要だと私たちも考えています。
村井:時代がそれを求めていますね。一人ひとりの生産性を上げないといけないので、ボーっと生きていられない。でも、どうすればいいかは学校で教育されてきませんでしたから、どうすればいいのか多くの企業や個人や悩んでいるのだと思います。
私は日ごろから、これからのビジネスに必要な5つの力として、「伝える力」「解る力」「決める力」「動く力」、さらにそれらのベースとなる「考える力」の大切さを部下に伝えています。
これらの5つの力には、これからの時代の人材に必要とされる5つの具体的な能力が内包されていると考えています。それは、
・課題発見力
・発想力
・(相手に伝わるような)表現力
・プレゼンテーション力
・(相手の反応に対する)応答力
です。
そこに「この人と仕事がしたい」と思わせる人間力が加わった人材が組織にいれば、受注につながる。組織の成長につながると思っています。こうした能力を持った人材を育成するプログラムに期待しています。
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