笑顔あふれる仕事(BIZ)と人生(LIFE)のために【2023年頭ご挨拶】
明けましておめでとうございます。株式会社かたちえ代表取締役、松岡克政です。
2023年が始まりました。新年の投稿も、2020年に本ホームページ開設後4回目となります。
VUCAの時代の波にうまく乗るために(2020年)
嵐が去った後は、、、(2021年)
答えがない時代の取組み方(2022年)
それぞれの年のタイトルおよび内容を改めて見返してみました。かたちえという会社が発足して初めてご挨拶を書いた2020年年初から、誰もが予測できないコロナ禍を経た今、時代の変化ぶりは尋常ならざるものがあることを実感します。
2019年に船出した小舟は、時おり大海原の荒波に飲み込まれそうになりながらも、かたちえ丸としての行く先に、ようやく陸地が見えてきた気がしています。それらはすべて実践探求から生まれています。我々はいわゆる”デザイン思考”そのものを全領域で実践している会社でもあります。
弊社かたちえが見出してきたもの、そして全経験を活かして皆様と今後共創していく方向性等について、本年は書かせていただきます。
どんな取組みでも変わらないもの
2022年は、過去の取り組みを言語化して実践実例から特徴的な取組み方、リーダー向けニュース等合計22件のBLOGを投稿させていただきました。十分ではないですが、今まで世に公開していなかった弊社取組みの断片をお見せできたのではないかと考えています(とはいえ、本当にお伝えしたい取組みほど生々しくて一般開示できないのが残念でもあります)。
通常ありえないだろう幅広いお客様(業界、役職、人数、規模)および幅広い業務領域(戦略ー成果ー組織ー個人)のどこでも一定以上の(十分な)成果を出せているのは、一貫して本質的な<ツール>の活用、<アプローチ>自体の探求、<原理原則>を見据えた取組み方などの結果ではないかと考えております。
非常に幅広いお客様、領域での取組みだからこそそれぞれを相対化し、見えてきたものがあると考えており、それは
・誰もが成果を出したいと思っている
(しかし、なにかが人によりずれてしまい、思うようにいかなくなることが多い)
・原理原則的なアプローチはどんなときにも通用する
(支援側としては手間と力量は要るものの。。。)
・いずれも人間の営みであり、構造、構図は実はシンプルである
(誰にも感情があり、思考があり、行動があり、動くあるいは動かない理由がある)
というシンプルなことでした。
このような捉え方ができるようになると、今までと異なるパターンの取組みでも解決の糸口は容易に見つかるものです。
大事な大事な、しかし気づきにくいもの
様々な取り組みから見えてきた「大事だけども気づきにくいもの」があります。ここに気付けるかどうかが成果創出の分かれ目になると感じています。
<1>無意識の前提の自覚
多くのお仕事先で言われること、驚かれることがあります。それは「どうしてそういう質問がでてくるのですか?」「そんなことは考えたことがなかった。」というコトバ。そう、皆さん(もちろん我々も)には<無意識の前提>があり、そこを問われると、驚かざるを得なく、また考えざるを得ないのです。
では、そのような問いの効果は?なぜそのような問いをするのでしょうか?
これらの問いは「無意識の前提」の見つめ直しを生じさせます。その問いにより、皆様は無意識の前提を再度見直してみること、仕事領域自体を、捉え方を、関わり方を見つめ直すことができます。その結果、今まで気付けなかった盲点に気づかれます。盲点の発見が限界突破のブレイクスルーへの糸口となる場面を幾度となく見てきました。そう、誰もが良い結果を出したいと思いながら、時に堂々巡りをしていたり、うまく行かない既存の方法を繰り返したりしてしまうのですが、そのことに気づくことが改善、変革の第一歩となるのです。
ですので、無意識層を意識化することが大事であり、それはいつもの視点だけでは困難なのです。
(ちなみに、我々が質問をするのは純粋に知りたいからであり、上記のような意図を持った問いかけは通常していません。天然なんです(笑))
<2>「地図」と「力」
問いかけだけで物事が推進するわけではない。では物事を推進させていくには何が必要でしょうか? →我々には「地図」と「力」が必要に思われます。できるだけ物事はシンプルに考えます。
過去にも多数書かせていただいたように「行きたいところ(VISION)」、「今いるところ(リアリティ)」の2つをしっかり捉え、組織であれば両項目ともに必要メンバーに適切に共有していくことです。その結果、「力」(緊張構造でいう「テンション」)が生じ、その「力」は欲しい成果に(まっすぐ)向かっていくのです。「行きたいところ(VISION)」と「今いるところ(リアリティ)」双方の可視化、共有化が望まれます。
そしてこれらをわかったつもりで終えることなく、体を使って実践して捉える「経験」にすることが肝要です。我々とこのような取組みを並走実践したほとんどのお客様が言われます。「そういうことだったんですね!」と。 実体験しないと見えてこないし、感じられないし、わからないのです。
<3> not normal but,,,
言われれば当たり前だけど気づきにくく、実は成果に大きく影響を与える上記 <1> および <2> の事項を取り入れようとした時にふと考えてみると、、、
それらはテクニックでも、常識でも通常(Normal)でもない、しかし、本来的なもの、自然なもの(Natural)ではないでしょうか?
ここで一瞬だけ視点を変えてみてください。
仕事、ではなく、趣味の世界、気のおけない仲間、家族、、、での取組みを思い浮かべてみます。
そういった領域では、我々は実に自然に良い結果を出してきているという純然たる事実があります。 我々はその取り組み方からもっと学べると思うのです。(もちろんすべて単純に置き換えはできませんで、やり方やコツが存在します。)
そして我々かたちえが常に実践探求してきたのはそういう領域、見方、そこに必要なツール、手法、枠組みなのでした。
創り出していく世界
必ず今よりももっと良い成果を出せます。その方法は明確だからです。上記した内容は我々なりに10年超(松岡的には20年超)実践してきての現時点の答え(の元)です。本投稿から何かヒントを得られたら、ぜひ新たな実践をしてみてください。 その試行の際、質問があればお答えさせていただきます。なぜなら我々は、どのような領域・職種・状況に対しても原理原則的な観点からOS的ツール活用によるプロセスデザインにより良い結果を出す実践をさらに探求しブラッシュアップしていきたいからです。 ぜひ皆様と共創をしていきたいと思っています。
かたちえは皆様の「最高の意思決定支援者」であり、「共創パートナー」であり続けたいのです。
さて、かたちえは かたちえ2.0 を掛け声として現在鋭意リモデル中でございます。一般社団法人いろはこの事業(主に週末実践のワークショップや各種ツールの学び)を2022年11月より統合し今後の歩みを進めていきます。今までのビジネス<BIZ>領域(成果創出そのもの)だけでなく、ライフ<LIFE>領域(成果創出能力の向上)も合わせ、相乗的かつ有機的、統合的に皆様の成果創出と継続発展的な学習とをご支援する枠組みを改めてご提示させていただく予定です。
長年かけて培ってきた我々の圧倒的な強み( ①最高のお客様 ②徹底的な自社での学習および実験的実践 ③成果と成果創出能力両方を高められる技術)を活かし、さらに「ちえ」および「ちえのかた」をご提供することで、世界に少しでも笑顔があふれるよう尽力していきたいと考えています。
本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
2023年1月6日 株式会社かたちえ 松岡克政&チームメンバー 一同
ワコーレ新宿第一ビル 401