オフィスとリモートの長所を最大限活かすには?ハイブリットワーク時代にリーダーがすべきこと
パンデミックでリモートワークが導入され、最近ではオフィスとリモートのハイブリットワーク体制の職場も少なくありません。
ストレングスファインダーの開発元であるGallupが2022年に行った予測では、多くの会社がハイブリット勤務になると言われています。ハイブリット体制では、マネジメント層は社員の適正や能力を見出し、チームの生産性をあげることが求められます。
リーダーはどのようにしてハイブリット体制の中でチームのパフォーマンスを上げることができるのでしょうか?今回はその方法についてご紹介します。
チームのパフォーマンスを上げる4つのダイナミクス
チームのパフォーマンスを上げるには、以下の4つのダイナミクスが良い状態であることが必要です。
1.エンゲージメント+ウェルビーイング
2.フェアネス+インクルージョン
3.信頼+生産性
4.関係性+企業文化
さて、リーダーはそれぞれのダイナミクスをどのようにして改善できるのでしょうか?次にリーダーが各ダイナミクスをよくするために取り組むべきアクションをご紹介します。
ダイナミクスをよくするためには?
1.エンゲージメント+ウェルビーイング
・todoに部下のウェルビーイングを追加し、高リスクの役職・部署を特定しましょう。エンゲージメントとウェルビーイングには相互作用があるためです。
・直属の部下に彼らの働き方や状況を尋ね、答えを傾聴しましょう。
・チームメンバーのウェルビーイングのサポートのため、チームメンバーにワークライフバランスをどのよう にマネジメントしているかを定期的に尋ね、サポートできるところを洗い出すようにしましょう。
2.フェアネス+インクルージョン
・福利厚生や社員の役得を精査しましょう。アンケートやフォーカスグループを行い、誰がどのような役得を どのような理由で利用しているのか、把握し、取り残されている人を明らかにしてください。
・直属の部下それぞれと定期的に会話することを意識しましょう。
・重要な決定には直属の部下を参加させるようにしましょう。
3.信頼+生産性
・ニューノーマル時代のパフォーマンスマネジメント方を再構築しましょう。真のパフォーマンスコーチになるよう次世代のマネージャーを育成し、人を中心とした戦略を立ててください。
・個々人のスキル育成計画をコンピテンシーに結びつけ、マネージャーと部下の信頼関係を構築しましょう。
・リーダーには、ビジネス指標よりも生産性や行動 に価値を見出すよう指導しましょう。
4. 関係性+企業文化
・マネージャー陣がチームのリスタートを主導し、新チームの方針決め・共有をできるような機会を提供しましょう。最初の立ち上げ時にチーム全員に参加してもらうことで、方針を一貫させることがはるかに容易になります。
下記の5つの質問項目は、Gallupのエンゲージメント調査で使用するものですで、こちらを使用するとチームの方針が見えてきます。チームメンバー全員で各項目を定義するミーティングを開き、その後定義をチーム内で共有してください。また、チームで懸念事項や課題を特定し、どう対応するか考えるようにしましょう。さらに、定期的に設定した定義の見直し・更新も必要です。
①私たちの使命は、組織や世界にどのような価値をもたらすのか?
②私たちに期待されていることは何なのか?
③自分は何を一番得意としているのか、そしてそれを毎日どうすればいいのか?
④私たちのチームにとって「品質」とは何なのか?
⑤成功するために必要なリソースは何か?
・対面とリモートの両チームメンバーを念頭に置いてミーティングを設計しましょう。
・チームでハイブリッドミーティングの基本ルールを作成しましょう。
まとめ
ハイブリットワーク勤務はマネジメント層にとっても、一般社員にとっても、新しい試です。しかし、Gallupの調査では近い将来より多くの人がハイブリット勤務で働くことを示唆しています。
ニューノーマル時代に取り残されないチームを運営できるよう、本記事を参考にマネジメント方法を見直してみましょう。
いかがでしたか?
詳しくは、こちらの記事もご一読下さい。
https://www.gallup.com/workplace/390944/four-essential-dynamics-hybrid-work.aspx
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