かたちえ|katachieは構造思考・システム思考・ワークショップ・マインドマップセミナーなど通じて、成果を創り出すお手伝いをしている東京のコンサルティング会社です。思考を戦略に変えるマインドマップ・フォトリーディング・スレングスファインダーなどのツールを用いてお客様の問題・課題に合ったソリューションを提供しています。

【ダイナミックワークショップ事例②】マインドマップと構造思考で社内に学びのシステムをつくる~中小企業ミドル層向けプログラム

【ダイナミックワークショップ事例②】マインドマップと構造思考で社内に学びのシステムをつくる~中小企業ミドル層向けプログラム

【ダイナミックワークショップ事例②】マインドマップと構造思考で社内に学びのシステムをつくる~中小企業ミドル層向けプログラム

某電子部品メーカー様の共創パートナーとして、社内全体の研修制度の枠組みをゼロからつくることになりました。今回はその中のひとつ、主に課長などのミドル層に実施した研修をご紹介します。オンラインとオフラインのハイブリッド形式で、約6ヵ月にわたって開催しました。

研修実施の背景:大幅な事業拡大にあたり、人材育成が急務に

今回サポートをした企業は、長期Visionに基づき、事業規模が倍になる重要戦略に取り組むことになりました。人材育成が急務かつ重要となり、今までなかった社内の研修制度を確立させることになりました。

そこで、これまでもお付き合いのあった弊社が、共創パートナーとして一緒に研修制度の設計から実行までを取り組むことになったのです。

研修の目的と目標:実践的スキルを体得し、会社の未来を支えるビジネスリーダーに

本研修の目的は、事業拡大する会社を支えるビジネスリーダーの育成でした。特に、ミドル層に求められるスキルとして「創造思考」「表現力」「説得力」の3つの項目を挙げ、これらを強化できる取り組みを研修内に盛り込みました。

具体的には「マインドマップ®」「プロジェクトマップ™」「構造思考」に取り組み、これらの実践的な体得を目標としました。

また、本研修は社内研修制度の中のひとつであることを踏まえ、受講後は次の段階の研修を視野に入れることや、下の層の研修にチューターとして参加するなど、続きがあります。そのため、研修を受けて終わりにしない、学びのシステムづくりも狙いでした。

-人材育成プログラムを設計した際の企画書-

研修の内容:動画視聴→対面ワークショップ→ホームプレイ→フィードバックの流れで、マップを体得

社内全体の研修制度として、係長クラス・課長クラス・部長クラス・役員クラスの4つの層に分けて、企画することになりました。その中で、今回は課長クラスの「ミドル層」の10名を対象に研修を行いました。

研修の柱は「マインドマップ®」「プロジェクトマップ™」「構造思考」の3つです。実際には、事前アンケートや当日の受講者の様子を見て、最適なアプローチを行った結果、プロジェクトマップ™により多くの時間を使いました。

このように、カリキュラムに囚われすぎることなく、臨機応変な対応ができるのがダイナミックワークショップの特徴です。研修で重要なのは、事前に決められた内容をこなすことではなく、受講者に研修の目的にあった学びと成果を得てもらうことだからです。

-企画書での研修内容-

研修はオンラインとオフラインで行い、対面では3日間、前後のオンラインフォローを含めて、通算6ヵ月間にわたって行いました。

冒頭にオンラインオリエンテーションを行い、その後「マインドマップ®」「プロジェクトマップ™」「構造思考」と、ひとつずつのテーマを動画視聴→ワークショップ→ホームプレイ→フィードバックの流れで進めました。

-企画書でのカリキュラム全体設計-

オンラインオリエンテーション

オリエンテーションでは、一切否定のない安心・安全な場づくりからスタートしました。そして、本研修は一方通行での講義型ではなく、受講者たちで取り組みを進める形式だとお伝えしました。

事前動画視聴

「マインドマップ®」「プロジェクトマップ™」「構造思考」と各テーマで用意しているオンライン学習動画を視聴してもらいました。さらに、事前動画を見た上での振り返りや、研修を受けるにあたって、研修の意義や自らに期待されていること、課題についてヒアリングシートに回答していただきました。

対面ワークショップ

事前に動画で学んだ内容を踏まえ、実践ワークを行いました。個人やグループの取り組み、Q&A、終了後の振り返りとアンケートを書いてもらい、次に臨む形式としました。

ホームプレイ

ワークショップ後には、学んだ内容を各自アウトプットしてもらうホームプレイを用意。それに対するフィードバックを行い、学びを定着させていきました。

プロジェクトマップ™の研修後の受講者のアウトプット

本研修は、長期Vision達成に向けて今後も継続して行う予定です。

研修の成果:マインドマップ®を体得する過程での気づきと行動変容

受講者には試行錯誤を繰り返しながら、大きな負荷のかかる量の取り組みをしてもらいました。このプロセスそのものが受講者および会社にとっての価値となり、確実に会社の継承と発展のスタートになっています。ここで、受講者の声の一部を紹介します。

研修を通して得たこと

・「学ぶ力」を学んだ。

・ゴール設定の曖昧さや、振り返りをほとんどしていないという自分の課題に気付いた。

・管理と教育に関して意識が変わった。自分の業務バランスを考え直すいい機会となった。

・学びを最大化するには、疑問・気づき・アクション・ゴールが大切だと再認識した。

・発表後のメンバーからの助言で、優先順位付けのポイントや、思考やマップの書き方の課題を学べた。

実践に生かすために得られた視点

・プロジェクトマップ™はゴールの明確化、思考整理、タスク整理と漏れの防止、関係者との共有などで活用ができると思った。

・プロジェクトマップ™は、関係者との合意形成のツールとしても有効であるとわかった。また、作成したマップにコミットし、実際の行動につなげる重要性を認識した。

・マップを継続し、思考力と知覚力を高めて、チームの実力アップにつなげたい。

・ゴールを決めて仕事はしてきたが「書く」「 共有する」「コミットする」はしていなかったので、今後は最後まで一貫して行うようにする。

・タスクを漏れなく抽出し、整理し、関係者と共有して優先度を設けることで、具体的な行動に結び付けやすくする。そして、マイルストーンを明確化し、関係者と共有する事で、期日を意識した行動に繋げられる。

全体の感想

・前向きにさせてくれる良い雰囲気の研修。

・目から鱗。

・他の研修と違い、実践プログラムが多いからか、時間があっという間だった。

・今までの研修と違って、失敗を恐れないで安心して受講できるので、楽しい研修だった!

・事前に課題やオリエンテーションがあり、研修までに取り組みやすかったのが良かった。

本研修の最終回、受講者の発表を聞いた社長は「予想をはるかに凌駕した成果が見えた」と話してくれました。未来を支える人材育成として、かたちえと共に練った戦略的プログラムは実り多き研修となり、良いスタートラインに立てたとの高評価をいただきました。

まとめ:共創パートナーとして、企業の長期ビジョンに沿った人財育成の機会を創出します

本研修終了後、下の職位層の研修にチューターとして参加したミドル層の皆さんに、一連の研修を受けてのご自身の変化についてお聞きしたところ、このようなお声をいただきました。

「プロジェクトマップを学んだことで、部下の成長につなげるための働きかけやチームづくりがしやすくなった。チューター仲間の皆さんとも仲良くなれて、社内のネットワークづくりに役立った」

また、長期ビジョンに沿った人材育成に取り組もうとしている同社にとって、今回のような取り組みを行う意義については、このようにご評価いただきました。

「出来上がった研修内容を受け身で受講するのではなく、5年後、10年後に形になるかもしれないことを作り上げている感じがする。かたちえさんとともに新たに作り上げようとしている人材教育の場に参加できることが、自分自身とても嬉しい」

今回は、某メーカー様の社内全体の研修制度をゼロから設計しました。会社のVisionを前提に、各層の研修ごとに内容を作り込みました。今回、初回のミドル層の研修が大成功に終わり、この後の展開を私たちも楽しみにしています。

私たちの「ダイナミックワークショップ」では、求める成果を出しながら、同時に成果創出能力そのものも高められるようになります。将来的には、お客様が自力で取り組みを進められるよう、内製化の仕組みづくりやサポートも行います。これは、単発研修だけではなく、中長期的に「共創パートナー」としてお付き合いをするからこそできることです。

かたちえは第三者として全社を包括した視点を持ちながら、必要な枠組みを共につくることで、貴社全体を動かす関わりができます。私たちはこれをミッションと考え、十分な知識とスキル、そして情熱を持って、取り組んでいます。

事業部内の真の課題にアプローチする、成果を出す研修(ワークショップ)をお考えのお客様は、是非一度、私たちにご相談ください。お客様の未来を共に創るパートナーとして、最適なご提案をさせていただきます。

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かたちえだからできる「ダイナミックワークショップ」とは何かについて、こちらの記事でご説明しています。

【研修事例紹介】事業部が求める成果を出す「ダイナミックワークショップ」とは?

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